定比例の法則を具体例でわかりやすく解説

化学オンライン講義

定比例の法則を具体例を踏まえてわかりやすく解説します。発見者プルーストもセットで覚えましょう。解説担当は、灘・甲陽在籍生100名を超え、東大京大国公立医学部合格者を多数輩出する学習塾「スタディ・コラボ」の化学科講師です。

定比例の法則とは

定比例の法則とは、「ある化合物を構成する成分元素の質量比は,その製法の如何を問わず,常に一定である。」というものです。

【例】

例えば、炭素を燃焼させてできる二酸化炭素も,動物の呼吸中に含まれる二酸化炭素も,炭素と酸素の質量比は3:8です。例えば、CO2が88gのときCは24g、Oは64gなので24:64 = 3:8です。CO2が132gのときCは36g、Oは96gなので36:64 = 3:8です。

製法がどんなものであろうと、二酸化炭素はC原子1個とO原子2個からなるCO2です。

そのため、原子量C = 12、O = 16から考えると定比例の法則が成り立つことが確認できます。

 

定比例の法則の発見者プルースト

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

定比例の法則の発見者はジョゼフ・ルイ・プルーストであり、発見した年は1799年です。組合せが出題されるので覚えておきましょう。

 

まとめ

灘・甲陽在籍生100名を超え、東大京大国公立医学部合格者を多数輩出する学習塾「スタディ・コラボ」の化学科講師より定比例の法則について解説を行いました。しっかりと覚えておきましょう。