センター試験国語の第4問「漢文」のうち、問1で出題される「漢字(単語・語句)」の意味を問う問題が苦手という方が少なからずいると思います。漢文指導のプロである力石智弘先生(河合塾・四谷学院など)によると、漢字の意味を問う問題には大きく分けて2種類の性質があります。それぞれの意味と対策を解説したいと思います。
目次
センター漢文問1「漢字(単語)」問題の2種類の性質とは
漢文指導のプロである力石智弘先生(河合塾・四谷学院など)によると、漢字の意味を問う問題には大きく分けて2種類の性質があります。
一つは一般的な漢字の意味、用法を問うもの、もう一つは漢文の「
一般的な漢字の意味、用法を問うタイプ
一般的な漢字の意味、用法を問うタイプとは
「本文の文脈」を把握した上である漢字の意味を特定し、そ
この場合、選択肢にはその漢字を含
一般的な受験生の語彙力ではなかなか太刀打ちしにくく、分析力も訓練を積む必要があります。
一般的な漢字の意味、用法を問うタイプへの対策
対策としては、「語彙力の向上」「語彙の意味
「語彙力」に関しては、現代文でも出題されるので、必ず対策が要ります。
漢字をしっかりと覚えることです。「漢字・語彙」の参考書で覚えましょう。
「語彙の意味
文脈とその漢字を含む熟語から類推することが多いです。
漢文の「 機能語」を問うタイプ
漢文の「 機能語」を問うタイプとは
「於
漢文の「 機能語」を問うタイプへの対策
これらの
「文末に使わ
センター漢文の問1「漢字(単語)」対策のまとめ
以下が対策のまとめです。
2.「句形」の参考書で“句形”を覚える!
その際、品詞レベルで理解すること!
3.「読解演習」を通じて“分析力”を鍛える!
本記事は力石先生に助言いただき、ViCOLLA Magazine編集部にて執筆しました。
『脳TEC漢文』著者:力石 智弘先生
河合塾、四谷学院など予備校・学習塾で活躍する現役ベテラン国語講師。京大理学部という理系出身こその論理的な解法と多種多様な知識・経験から繰り出される授業は最高傑作と評される。東大模試の作成や、神戸大学個別試験(国語)の解答速報作成(新聞にて掲載)など多岐にわたり活躍中の実力派講師。